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さい帯血の採取方法

さい帯血の採取は、赤ちゃんにもお母さんにもまったく負担がかからず、安全に行われます。出産が終わったあと、後産といわれる胎盤とさい帯血に残っている血液を採取します。ですから、赤ちゃんにもお母さんにも、まったく痛みや苦痛はありません。もちろん、分娩後の経過にも影響はありません。通常の出産では、赤ちゃんは産まれてからすぐにさい帯から切り離されます。このときさい帯と胎盤はお母さんの体内に残っていますが、10分程度で体外に娩出されます。さい帯血の採取には‥胎盤が子宮内にあるときの娩出前に採取と胎盤が取り出されたあとの娩出後に採取の二つの方法があります。どちらの採取方法を採用しているかは、各さい帯血バンクと採取施設により異なります。

娩出前の採取

さい帯血を、赤ちゃんが産まれたあと、胎盤がお母さんの体内に残っている間に採取します。採取には専用のバッグを使用し、さい帯表面の血管に針を刺して行います。さい帯の表面は、針を刺しても痛みを感じることはありません。採取は2~3分程度で終了し、数分後に母親の体外に胎盤が娩出されます。したがって、分娩の経過には影響がありません。

娩出後の採取

胎盤娩出後、つまりさい帯につながった胎盤をお母さんの体外へと取り出して、消毒したあと、胎盤吊り下げ用スタンドに胎盤をのせて、端をクランプ(はさみ)で留めたさい帯を下にした状態にします。そこにさい帯の表面の血管に針を刺して、血液を吸引して採血バッグに入れます。

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